マリンフォード頂上戦争がはじまる前、四皇カイドウは、新世界でシャンクスと小競り合いを繰り広げていたようです。
なぜでしょうね(^^)??
そして、なぜシャンクスは「ほぼ無傷」に見える状態で、極めて短時間でマリンフォードに現れることができたのでしょう??
今回は「赤髪海賊団のシャンクス達の行動から考えるカイドウの実力」についてです!
この記事の目次
シャンクスがカイドウとの小競り合いをやり過ごせた理由に関する2つの仮説
第580話「終戦」によると、シャンクスがカイドウと新世界で小競り合いを起こしていたのは、マリンフォード頂上戦争の前日のことだったようです。
みんな「昨日の今日で、もうマリンフォードへ!?」って驚いていましたよね?
シャンクスとカイドウの「小競り合い」の内容はコミックス第85巻まででは描かれていませんが、シャンクスはマリンフォードへ「ほぼ無傷」と言える状態でやってきました。
なぜシャンクスはカイドウとの小競り合いをやり過ごして、マリンフォードにこられたのでしょう?
仮に、カイドウがこの時点で世界最強生物だったなら、赤髪海賊団の主力達と「1対1」の局面を作り上げて倒すという戦術で、赤髪海賊団を壊滅させることもできてしまったハズです。
カイドウのほうが兵力(人数)で劣っていても、カイドウ個人の能力が高いなら、相手を有利な局面に誘い込めば、有利な局面を作れたでしょう。
仮にそのような方法を取らなかったのだとして、その理由を考えてみました(^^)
仮説1:赤髪海賊団の組織力・守備力が上回っていた
まず思い浮かぶのが「赤髪海賊団には、自分たちを不利な状況にさせない組織力・守備力があった」という可能性です。
カイドウは、1対1ならば最強だろうと、そういう意味での知名度は高かったようです。
では、組織で戦闘を進めるとしたら…?
必ずしも世界最強とは限らなかった、違うでしょうか?
シャンクスがカイドウとの小競り合いをいなした(やり過ごした)ポイントは、ここにあったのではないかと、筆者は考えています。
例えばカイドウの一味が攻めてくるにしても、2人なり5人なり、少数単位の「チーム」を作って守ったとか。
決して赤髪海賊団の側で単独で無茶をさせるメンバーを作らずに、チームプレーで守りきった可能性もゼロではないかなと思います。
そうすれば、たとえカイドウを倒すことができなくても、攻めてくる敵をはじき返すことで、小競り合いをやり過ごせたのかも知れません。
仮説2:カイドウが世界最強生物になったのはマリンフォード頂上戦争後だった
2つ目の可能性は、赤髪海賊団が上記に挙げたような「組織的な守備戦術」を使わなかった場合の可能性です。
赤髪海賊団が、基本的に個々の戦闘能力でもなんとかやり過ごすことはできたのではと。
なぜやり過ごせたのかと問うならば、カイドウがマリンフォード頂上戦争の頃、まだ世界最強生物ではなかったからではないか、という可能性です。
これについては先日、考察記事をアップしています。
よろしければどうぞ(^^)
カイドウはもともと白ひげ狙い!本当に戦争がしたいだけなのか!?
さて、次は「カイドウとシャンクスの小競り合いに対する政府の見解」を見てみましょうか(^^)
もっとも端的に表現しているのは、こちらの一節です。
この機に“白ひげ”を討ち取ろうという“カイドウ”を“赤髪”が止めたのでは
(第533話「LV4 焦熱地獄」より)
海兵が「本部の見解」を、モモンガ中将にそう伝えていましたよね?
仮にそれが事実だとして「この機に」というフレーズが引っかかります。
白ひげがマリンフォードで戦争を起こせば、少なからずそちらに気をとられるでしょう、カイドウもそれは理解できていたはず。
そのうえで「この機に」カイドウは白ひげを討ち取ろうとしたんですよね?
何も思っていない状態をベースに「戦争が起こるのか、じゃあ白ひげを…」ではないんですね。
つまり!!
カイドウはマリンフォード頂上戦争が起こる前から、白ひげを討ち取るつもりだったと考えられます。
だとすると、そこにはカイドウのどんな意図があったのでしょうか。
「この機に」という表現からして、カイドウは以前から白ひげを狙っていた、少なくとも海軍本部はそう見ていたと考えられます。
カイドウと白ひげとの間に、何か因縁でもあるのでしょうか。
ん〜、可能性として、無くはないでしょう(^^;)
ルフィ19歳時点でのカイドウの登場シーンは、ドレスローザ編後です。
そこでは、この世界が壊れてもいいから戦争をしようと、そう求めていました。
ただひたすらに戦争を…?
どうなんでしょう、カイドウには、本当にそれ以外の理由・目的は無いのでしょうか??
(ただ戦争したいだけなら、ピンポイントに白ひげを狙う必要もないと思うんですよね〜……。)
世界最強になってしまったカイドウの孤独
さて、先ほどのセクションで、カイドウはもともと白ひげを狙っていた件について触れました。
じゃあ、なぜカイドウは、白ひげを狙っていたのでしょうか??
キーワードは「世界最強」ではないでしょうか?
ルフィ17歳時点のストーリーで、世界最強と判断できるキャラクターとして登場していたのは「白ひげ」でした。
その世界最強の海賊・白ひげを、カイドウは狙っていたのです。
マリンフォードで戦争が起こると踏んだカイドウは「この機に」白ひげを討ち取ろうとしたようです。
逆に言えば白ひげが大事なことに気をとられる状況でも無ければ、カイドウは倒せなかったとは考えられないでしょうか?
まだこの時点で、カイドウは世界最強ではなかった可能性は、やっぱり存在していそうです(^^)
そして、さらに加えるなら、カイドウは白ひげを討ち取って世界最強になりたかったのではないでしょうか。
ストーリー上、マリンフォード頂上戦争と近い時期に発生した、ドフラミンゴの「時代はスマイル」という発言や、白ひげの死。
時が経って、ルフィ19歳時点の世界では、カイドウこそが世界最強生物と称されていました。
つまり、マリンフォード頂上戦争から2年で、カイドウは世界最強になれたと言えるでしょう。
……いやいや(^^;)
現実は、もっと寂しいものだったのかも知れません。
カイドウは、世界最強に「なってしまった」のではと。
世界最強になった。
そして、敵と呼べる存在がいなくなった。
自身の体は死ぬにも死ねず、カイドウ自身もどうにもできなくなった。
だからこそ、カイドウは世界が壊れることを承知で、戦争をしたがっているのではないでしょうか。
最強に「なってしまった」がための孤独が戦争への想いを駆り立てるなら、カイドウは、単なる好戦的な性格ではないのかも知れません。
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