マリンフォード頂上戦争から2年。
海軍元大将「青キジ」ことクザンは何を考え、どんな行動をとっているのでしょうか……?
ここでは、海軍脱退後のクザンの動向について考えてみたいと思います(*^▽^*)
この記事の目次
- 元帥の座をかけて!クザンVSサカズキ
- クザンを気にかけていないサカズキ元帥
- ドフラミンゴが悟ったクザンの思い
- クザンが黒ひげに加担した背景を予想してみる
- クザンとサイファー・ポールNo.9
- 決闘に負けてもクザンの心は折れていない!
- クザンが予測する「ドデケェ山」
元帥の座をかけて!クザンVSサカズキ
当時のセンゴク元帥の勇退後。
新元帥の座をかけて、サカズキとクザンの決闘がパンクハザードの島で行われました。
10日にも及ぶ死闘はパンクハザードの島の気候を大きく変えてしまったほど。
この大規模な決闘に勝利したのはサカズキでした。
決闘に敗れたクザンは海軍を去ることになりましたが、それから2年間、パンクハザードに再び現れるまで、どこで何をしていたのでしょうか??
クザンを気にかけていないサカズキ元帥
クザンは海軍を抜けたあと、どこで何をしてきたのでしょう…?
パンクハザード編で再登場したときのクザンの格好は、どことなく「放浪者」を思わせるようなものでした。
映画版の「ONE PIECE FILM Z」にも登場しましたよね(*^▽^*)
ルフィ、ゾロ、サンジの前に登場したクザンですが、右腕の大きな傷と、氷の義足をはめている左足に3人もビックリ(゜д゜)!!
でもねぇ…。
パンクハザード編でも、映画でも、クザンは共通して海軍に追われているような描写は見当たらないんです(^^;)
「クザンだ!追え〜!!」「やっべぇ、逃げろ」じゃない。
少なくともパンクハザード編を見る限りは、スモーカーの部下の海兵たちはクザンをとっ捕まえようかどうしようかで驚いていませんでした。
自身達の前に現れたのが(それまで行方が分からなかった)クザンだった、だから驚いていたとみる方が近いんじゃないでしょうか??
でも、だとすると変ですよね…。
元帥に就任したサカズキは、五老星との会話で、クザンが黒ひげに加担していることを知っている旨の発言をしていましたよね?
でも、海軍を辞めた人間だからどうでもいいと、意に介していないようすでした…。
おいおいおいおい……(^^;)
サカズキさん。
あなた、悪は可能性から根絶やしにって言っていましたよね?
海賊が海軍にとっての「悪」であって、とっくに七武海を脱退した黒ひげに加担しているというなら、クザンだって「悪」でしょう…。
可能性程度でも「悪」に加担しているはずのクザンを気にかけないのは、ちょっとおかしいんじゃないの…??
パンクハザード編に登場したクザンを見る限りでは、彼は「どこで何をしているか分からない者」といった感じ。
実際には、サカズキや五老星など「上層部」では、黒ひげへの加担は周知の事実。
五老星にさえ堂々と意見するサカズキの態度を見る限りは、元帥だからと五老星に配慮して、サカズキ自身の感情のままの行動を抑えているわけでもなさそうです。
サカズキよ…、なぜクザンを追わんのだ…!?
もしもサカズキに明確な理由があってクザンを追わないなら、理由って何でしょうね…。
クザンを傷つけたら天竜人が怒る?
クザンを倒すにはデメリットが大きいと自覚している?
本当に、そういう理由を挙げていく中で出てくるものなのでしょうか…?
ドフラミンゴが悟ったクザンの思い
もうちょっと、パンクハザード編の復習を続けましょうか(^^)
クザンのことは、ドフラミンゴも気にかけているんです。
お前今…!!何者なんだ!!!クザン!!!
(第699話「朝刊」より)
まぁ、凄い剣幕……(゜д゜)!!
何者か分からないことへのイライラでしょうか?
予想に過ぎないけど、そうじゃないんでしょうね(^^;)
ドフラミンゴの闇での暗躍の中で、うまく行かない要素があって、その原因に誰かが関わっているようだ、もしかしてクザン?
そういう理由でクザンに対してこんな、ビックリマーク連続使用の剣幕で怒鳴っているんじゃないでしょうか(^^)
ドフラミンゴが「俺のこと凍らせやがってこのやろー!」で、ここまで怒るのもちょっと不自然…(笑)
なんであれ、ドフラミンゴがクザンの噂を聞いているのは間違いないんです。
いい評判は聞かねェぞ
(第699話「朝刊」より)
つまり、評判が良いものでなかったとしても「最近、クザンがさぁ…」みたいなウワサを聞いていた、そういうことでしょう?
ドフラミンゴは、とても頭の良い人物です。
最後にはルフィに敗れてしまいましたが、自身が覇権を握ろうとするための作戦は、大部分においては周到に進めていました。
事実、ドレスローザだって麦わらの一味が上陸していなかったら、キュロス達はいまだにオモチャだったかも知れませんから(^^;)
そんなドフラミンゴ。
実質ほぼ1話限りのクザンとのやり取りで、こんな風に悟っているんです(^^)
ただの放浪者と……何かを決断した男の顔は違う…!!
(第699話「朝刊」より)
見た目で「放浪者みたい」というなら、あまり異論は多くないでしょう。
でも、頭の切れるドフラミンゴはクザンが何かを決断したうえで「良くない評判」も覚悟で「何か」をしていることを悟った!
こういうことではないでしょうか(^^)
クザンが黒ひげに加担した背景を予想してみる
サカズキと五老星のやり取りによると、クザンは黒ひげ海賊団に加担しているとのこと。
そうだとして。
「黒ひげ海賊団への加担」は、クザンの単独行動なんでしょうか??
つまり、「黒ひげの加担」に関して、誰かが強力なり下支えなりしているんじゃないか、ということです(^^)
具体的に挙げましょう。
クザンに似たような形で黒ひげに協力するような例は、過去にもあったと思うのです。
インペルダウン編でのシリュウですね。
元々はインペルダウンの看守長でしたが、残虐に囚人達を切り捨てることを理由に、レベル6に収監されていました。
そこへ襲撃してきた黒ひげを結果的に後押しするようにインペルダウンの通信システムなどを破壊、その後に再合流した黒ひげには仲間として迎えられていました。
クザンも、似たようなことをしていないかな…?
何もね、クザンが海兵を斬って黒ひげに忠誠を…なんて考えていませんよ(^^;)
でも、黒ひげにとって有益で、海軍側もバラされても無害な情報を、教えてあげたとか。
あるいは、黒ひげの前で海軍時代に大切にしていた何か「モノ」を壊して見せたとか。
そういうやり方でクザンなりの「本気度」を見せたら、例えバージェスらに信頼されなくても、黒ひげ自身は「いいだろう」みたいなことを言って迎え入れたんじゃないでしょうか(^^)?
クザンとサイファー・ポールNo.9
クザンに関しては、色々な噂がありますよね(^^;)
筆者が見聞きしたのは「クザン革命軍入り説」です。
つまり「黒ひげに加担はしているけれど、実際には革命軍に入ったんじゃないのか!?」という説です。
「いつか黒ひげ裏切るでしょ?」っていう考え方があるらしいですね(^^)
面白いと思います、それはそれで。
筆者もね、主観的な判断ですけど、クザンが黒ひげを裏切る展開が無いわけではないと思っています。
ただ、ここでは別の立場の人たちを考えてみたいんです。
コミックス第84巻までのストーリーを読む限りで、クザンに少し似た立場の人たちが、いませんか?
ポイントは、何かの争いに「負け」ることで、その「立場」を失った人、しかも複数名です(^^)
CP9!!
CP9はエニエス・ロビー編で麦わらの一味の前に敗れました。
そして、エニエス・ロビー陥落の責任を押しつけられ、政府から追われる身になっているようです。
その件に関してはこちらをご覧いただければm(__)m
だからね。
クザンも、CP9も、戦闘に敗れてその立場を失った「敗北者」と言えると思うんです。
その後、ルフィ19歳時点の世界ではルッチとおぼしき仮面の男が、スパンダムに「旦那」と呼ばせて権力関係が逆転しちゃっていますが(笑)
このへんも興味深いところですね、いずれ考察してみたいと思います(^^)
でね。
ルッチとスパンダムの関係の逆転も、理由が明かされていない状態では「不可解」だっていうところはOKだと思うんです。
クザンの放浪者のような立場と、スパンダムとの関係が逆転しているルッチたち…。
クザン&旧CP9の目指すものは共通している!?
例えば、サカズキを元帥とする現在の海軍の体制に疑問を持つ者どうし、結託している可能性ってありませんかね??
思い返せばロビンを連れ去った当時のCP9がバスターコールの発動権限を与えられていたのは、クザンを介してでした(^^)
その関係が2年経っても活きているなら、無い話ではないかも知れませんよ。
決闘に負けてもクザンの心は折れていない!
クザンはサカズキとの決闘に敗れました。
それは悔しい思いもあったかも知れません、ストーリー内では明確に描かれていませんが。
でもね、だからといって、クザンの思いはいっさい折れていないと思うんです(^^)!
そう考える根拠がこちら。
海軍に所属しなくても実行できる事はある
所属しねェから見えて来るもんもある……
(第699話「朝刊」より)
クザンの心の中で、何かが「ふつふつ」としているように感じるのは筆者だけでしょうか?
それはまるで、クザンがオハラ事件の前に掲げていた「燃え上がる正義」にも似たような「何か」を示してくれそうな予感を、このセリフから感じてしまうんです(^^)
もう一つ、このセリフも最小限で引用します。
最初(ハナ)から…世界政府が全てとは思っちゃいねェよ
(第699話「朝刊」より)
「ハナから」って、いつから?
海軍大将だったころから「世界政府が必ずしも正しいとは限らない」みたいな思いを持っていたんでしょうか。
スモーカーがクザン本人に、闇に通じているのかと淘汰場面もありましたが、クザンは自分を失ってはいないようすで、スモーカーもそれに安心していました。
闇に通じているのかの問いに、肯定も否定もしていないクザン。
色々な予想はできますが、まだまだ分からないところが多いのも事実です(*^▽^*)
クザンが予測する「ドデケェ山」
クザンは、パンクハザード変後の世界にどんな事態を予測していたのでしょうか…。
さしあたってクザンはスモーカーに、今後しばらくはドフラミンゴに気をつけろと言っていました。
それというのもドフラミンゴが…、
極めて異例づくしの海賊
(第699話「朝刊」より)
だから(゜д゜)!
この時点ですでにクザンは、ドフラミンゴが天竜人だったと知っていたのかも知れません。
そして、歯車がみるみる狂ってしまえば、
サカズキの新「海軍本部」始まって以来のドデケェ山になる
(第699話「朝刊」より)
とも言っています。
ズバリいきましょう!
クザンはドフラミンゴ壊滅以降のことも含めて予測していた!!
コレです。
確かにドフラミンゴが墜ちたことも大きな出来事でしょう。
でも、ドレスローザ国王としてのドフラミンゴのことだけを言うなら、それは国内で完結しちゃう出来事でもあるわけです。
どこぞの国の王様が失脚しても国外はそこまで困らない、よっぽど「おんぶにだっこ」の関係でも無い限りは、海軍大将まで動き出すことじゃないハズなんです。
違うでしょ?
ドフラミンゴの周辺で歯車が狂うとしたら、クザンが見ている先にはカイドウ一味も含んでいると思うんです。
カイドウうんぬんより、さらに先も見ているかも知れませんけど(^^;)
あと、筆者が気になっているのは、もう1点あるんです。
ドフラミンゴの異例さを、クザンは「九蛇の蛇姫(=ハンコック)」を引き合いに出すことで説明していました。
九蛇以上だぞ、ってね。
…なぜ比較対象がハンコックだったのでしょう??
そこが地味に気になるんです(^^;)
クザンは何を目的に行動しているのか。
彼の動向を引き続き見守りたいと思います!
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